カードキャプターさくら(㏄さくら)といえば有名な人気作品ですよね。コスプレイヤーあるぷすも小さいころから大好きな作品の1つです。
桜撮影ができる時期ももう間近…ということで㏄さくらの主人公木之元桜の初期OP衣装コスプレをすることになりました。となると…やっぱり封印の杖ってほしいですよね。封印の杖って他の杖と比べると構造が簡単そうだし…造形初心者の私でも作れるのでは??と思い、作ってみました!初めから設計図もなく、なんとなく作り進めま、ヘッドだけですがどうにかこうにか形になりました。さくらの杖を作る人にちょっとでも参考になればいいな‼
材料
※今回はヘッドの部分のみの作成です。軸まで作る場合は材料が追加で必要です。
・コスボード(少量、ノートサイズあれば余裕)※厚紙や段ボールでも代用できます
・紙(チラシとかなんでもOK。新聞紙くらいの薄い紙の方が扱いやすい)
・紙粘土 セリアで売っていた「かる~い紙粘土」を使用
・絵具or赤く塗れるもの
・金色のストレッチ布 ※なければ金の絵具や、金の紙でも代用可。布の方がきれいな仕上がりにはなります。
封印の杖作り方
型紙づくり
イメージづくり。
画像検索をして構造がどうなっているか観察します。そして平面に書き起こしていきます。この絵の大きさが最終的なヘッドの大きさとなってくるので、小さすぎず大きすぎずバランスに注意しながら書いていきます。
絵に添って切る
上記で作った型紙をもとに、型紙を羽を除いた部分と、羽単体と2つ作成します。これで型紙完成です。細かい部分は作っていくうちに変わってしまうので、型紙はざっくりで大丈夫です。
土台作り
コスボードを型紙に合わせて切る
羽以外の部分の型紙に合わせてコスボード(ダイソーだとEVAボード、セリアだとクラフトボード。なければ段ボールや厚紙で可能)を切ります。この部分は土台で、完成するころには完全に隠れて見えなくなってしまうので、雑に切り取ってもらって大丈夫です。
切り取ったボードの隣にある、白くて細長めに切ってあるものは、今回はめ込む柄(パイプなど)の横幅に合わせて余ったボードを切ったものです。後から調整するので、目分量でパイプにピッタリはまるくらいでざっくり切りました。
黒い土台に、白の細長いボードをくっつけます。裏表どちらにも張り付けてください。
大きめに切って、今回使用する柄にきちんと入るように小さく調整します。
ある程度大きくてもぐいぐいすればコスボードがキュッと縮んで入ることもあります。きれいに付け根まで入ればOK。
切った土台に紙を張り付けていく
土台ができたら次は平らな土台に立体感を出していく作業です。
封印の杖のまあるい形状になるように意識しながら、薄い紙を適当に丸めて土台にテープで張り付けていきます。(あとから紙粘土で上から覆うので、こちらもざっくりでOK。)
コツはなるべく多くのテープで止めること。少ないときちんと形が出来上がらず、次の紙粘土をかぶせる工程で苦労します。
半分できました。
もう片面も同じように紙を丸めて形を作っていきます。この時、なるべく両面とも同じような盛り上がりになるようにします。そうするときれいな丸い封印の杖にすることができます。
両面とも立体的にすることができました。(奥のほうに萎れかけの花が写っているのは気にしないでください💦)
なんとなく形が見えてきましたね!
紙粘土で覆いかぶす
ここで紙粘土を取り出します。今回使用したのは「かる~い紙粘土」セリアで購入したものです。なるべく軽量化したいのでこちらを選びました。この紙粘土を1個使用します。
実は紙粘土の量が豊富にあれば、前工程の紙を張り付ける作業を省略してもよいのですが、紙粘土の節約と軽量化のために紙を使用しています。
家に腐るほど紙粘土あるよ!って人は全部紙粘土で作ったほうが楽なはずです。
粘土を上から覆いかぶせてそれっぽい形になるように成型していきます。正直この作業が一番大変でした。なんか割れ目できるし……割れ目ができたら、水で濡らして紙粘土を緩くし、ちょっとずつ目立たないようにコネコネしました。多少のデコボコは、後で布を被せればいいや~と思って適当なところで終了しました。
成型できたら乾燥させます。ほんとは丸1日くらい乾燥させた方がいいんでしょうが、この時ばかりは時間がなかったので2時間ほどしか乾かしておりません。皆様はマネしないように。
色付け
くちばしの先端の赤いところを塗る
先端の赤色をアクリル絵の具で塗っていきます。はみ出すぐらい範囲を大きめに塗ります。
もっときれいな出来にしたい人は、赤色の布を被せてあげるとよいでしょう。私は赤色の適した布がなかったので、絵の具で塗っています。アクリル絵の具だと乾いたときに耐水性があるので、雨の日の撮影でも安心です。
金布を被せる
くちばしの先端以外の部分に金色の布を被せます。今回使用したのはキャラヌノさんで購入した「メタルストレッチニットver.2 ゴールド・シルバー1569」
こちらの布は伸縮性があるため、封印の杖のように球体に近い形でもしっかりとフィットしてくれます。張り付けて、それっぽい形になるように布を切っていきます。(だいぶあいまいですみません…)ちなみにこの工程の時に、柄に合わせて下の方もピンク色に塗っています。ピンクに塗ったのはマッキーを使用しました。
ここまでくるとほぼほぼ形が見えてきましたね。
羽を作る
羽の型紙を作る
土台の型紙を作るときに一緒に作った羽の型紙をもう一つ作り、計2枚にします。
それを作ったヘッドの表裏にバランスよく配置、マスキングテープなどで仮止めを行います。
ここからが重要で、表裏に張り付けた羽を下から繋ぐようにマスキングテープを貼っていきます。そしてマスキングテープに羽を付けたままの状態で一度外します。そうすると写真のような状態になるかと思います。
型紙をコスボード合わせて切る
それを別の紙に書き写します。そうすると、羽の型紙ができます。
型紙をもとに白のコスボード(今回使用したのはセリアのスポンジシート)に書き写して、カットします。(立体感を出すために一部コスボードを重ねています)
そして羽の型紙を張り付けた時と同じように土台に張り付けると以下のようになります。完成が見えてきました!
赤い目玉の部分を作る
そこで、張り付けたはいいのですが、赤い目玉?の部分を作成するのを忘れていました…。いったん土台から外し、赤い目の部分を作成します。コスボードを丸く切って、アクリル絵の具で色を付けたものを2つ作成、張り付けます。よりリアル感を出したいのであれば、レジンやおゆまるなど透明なものでつくると原作の素材に近づきます。私はは時間の関係上、コスボードになりました。
完成
そして…土台に張り付ければ…
「完成!」
軸の部分はCCさくらの他シリーズの杖を持っていたので、そこから拝借しました。軸まで作る場合は、アシストさんの「連結棒 3本セット」がおすすめ。これにピンクの布を貼ればいい感じになりそう。一番下の飾りは、紙粘土などで作成しなきゃですが…撮影時に下まで写りこまなければ連結棒に刺しただけでも使えそうです。連結棒をヘッドを入れる際に、入らない・ゆるゆるな場合はコスボードを削ったり、ガムテープなどを巻いて抜けにくくしてみてください。
まとめ
CCさくら封印の杖作り方、いかがだったでしょうか?造形初心者にしてはそこそこの出来な気がします。やってみると案外難しくないので、誰かの参考になればうれしいです。
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