少しでもキャラに近づけたい!キャラに近づくことを一番の目標にコスプレをしている方も多いはず。筆者も日々キャラに近づきたくて、いろいろな人のコスプレを参考に情報収集しています。
その中でも「この方、コスプレ上手いな~キャラそのものだ!」と思うレイヤーさんに共通しているのが、ウィッグが素晴らしいこと。
形から、艶から、風にそよぐ様までキャラクターにそっくりそのままなのです。
私も、同じようにウィッグを作ることができれば…!!
憧れの人に少しでも追いつくべく、キャラに近づくためのウィッグづくりをまとめました。
ウィッグ鉄則
ウィッグの鉄則をポイント3つに抑えてまとめてみました。この3つを守ることで、今まで感覚でつくっていたもの以上にウィッグのレベルアップをして、イメージ通りのウイッグ作成につなげてくださいね!
キャラの構造を把握する
まずは、キャラの構造を把握する。これが一番重要な部分です。キャラクターの髪の毛をとにかく観察、分析します。前、横、後ろと様々な方向のキャラショットを用意してしっかり観察しましょう。画像を印刷して、手元に持っておくと後々のカットやセットで便利です。イメージ画をノートに書いてもいいと思います。
2次元のキャラクターの髪型は、3次元に置き換えたときにおかしい部分もでてきます。おかしくなりそうな部分はしっかりとつながりを意識して、なるべく不自然にならないように。「横からだと少しおかしいけど、前から見たら完璧」というように妥協点を作っておくのもありです。ウィッグを作り始めてからだと修正が難しいので、しっかりと構造を頭に入れてから臨みましょう。
カットとセットをしっかりと行う
キャラの構造を理解したら、実際に作っていきましょう。この時注意したいのが、買ったままのウィッグをそのままかぶらないこと。キャラウィッグを買ったとしても、前髪は長めに作られていることが多く、カットとセットは絶対必須になってきます。このカットとセットをしっかり行うかでクオリティに差が出てきます。自分が納得いくまで仕上げましょう。
カットとセットのやり方
コスプレメーカーのエアリーさんが、ウィッグのカットとセットのポイントについて分かりやすく説明してくれています。
カット・セットが不安なら制作サービス利用がオススメ
カットやセットが上手くできない、やったことがなくて不安という方は、ウィッグ制作サービスを利用するのも手です。プロがキャラクターそっくりのウィッグを制作してくれます。
各ウィッグメーカーが製作サービスを行っています。
▼アシストのデザインカット&セットサービス
▼コスペディアのオーダーサービス
その他、メルカリ・Twitterでも個人でウィッグの制作サービスを請け負っている方もいらっしゃいます。美容院でもウィッグのカット・セットを受け付けてくれる場合もあるので、気になったら聞いてみましょう。
乱れないようにする
せっかくいいセットができても、当日の撮影で乱れていたら3割ほどクオリティが下がってしまいます。常に最高のセット状態が保てるよう、鏡で確認します。崩れているところがあれば、水のりやワックスで直していきましょう。
持ち運びに注意
セットをして、いざ鞄に入れるためにつぶして入れたら、当日セットが崩れていて悲しい思いをしたことはありませんか?ウィッグって結構デリケートなのですぐに壊れることがあります。そうならないように細心の注意を払って持ち運びましょう。セットした状態のままマネキンにかぶせ、箱に入れて運ぶことが一番ベストなんでしょうが、なにぶん荷物がかさばります。なるべくマネキンを使わない方法をがクラッセさんに掲載されていたのでご紹介します。
ウィッグ持ち運び専用バッグ
絶対崩したくない!荷物が多くなってもいいから持ち運びたい!という方にはウィッグ専用の持ち運びバックも存在します。筆者は使ったことはないですが、ウィッグが中で動かないよう固定ができるので便利そうです。ただ横にボリュームのあるウィッグだと入らなさそう…
撮影中も絡まないように注意
ロングウィッグの場合は特に絡みやすいです。ロケで風の強い日は特に気を付けます。絡まないようにのりやケープ等でしっかり固めていくのがいいのですが、サラサラ感のある髪の毛を表現したいときもあると思います。そういった場合はあらかじめ髪を透いて毛量を減らすか、柔軟剤につけて絡みにくくする工夫をしてみましょう。
(※柔軟剤はウィッグの繊維との相性がよく、1時間~半日ほど漬け込むと、絡みにくいウィッグができます。)
ただ、どうしても絡まってしまうこともあります。そういう時はタングルティーザーと呼ばれる絡みがとれやすい櫛を撮影に持っていき、こまめに梳かしましょう。
まとめ
ウィッグはキャラクターに近づけるうえで無視できないものです。
メイク・衣装はほとんど同じに見えるのに、ウィッグの出来だけでコスプレのクオリティにかなりの差が出てしまいます。
まずはキャラクターの髪型の観察・分析から始め、慎重にカットとセットをしていきましょう。ウィッグ作りは数時間かかります。撮影日が近づき、あわてて作ったら時間がなくてうまくできなかった…なんて後悔がないように日数に余裕を見て作りましょう。
移動・撮影時もぐちゃぐちゃにならないよう気を付けて。絡みそうだったらすぐに梳かしましょう。
これだけ気を付けていれば、クオリティの高いウィッグになるはずです。
憧れのレイヤーさんを目標に一緒に頑張りましょう。
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