ぬいぐるみを型紙から作る!原神クレー、ぬいぐるみドドコの作り方

コスプレ

こんにちは、コスプレイヤーあるぷすです。

今回は、ぬいぐるみを型紙から作っていきます!(もし型紙欲しい人がおりましたら無料配布しようと思います。コメントください。)

作るぬいぐるみはこちら、「原神」のクレーの鞄についているドドコ(通称ドドちゃん)です!

ドドコ

ちなみに、クレーはこんなキャラクターです。外見はめちゃくちゃかわいいのに、池の魚を自作爆弾で焼き魚にしちゃうギャップがもうたまらんです。何を隠そう、あるぷすの推しキャラです。

ぬいぐるみを作るってめちゃめちゃ難しそうに思えますよね。家庭科教員免許持ちで裁縫がかなり得意な私の母でさえも、ぬいぐるみは作ったことがなく、「ぬいぐるみって作れるものなの!?」と驚いていました。一般的にぬいぐるみ作成=難しいものという認識があるようです。でも手順さえ覚えてしまえば、普通に工作や裁縫をするのとあまり変わらない感覚でぬいぐるみは作れてしまいます。(裁縫初心者の私が言うんだから間違いない。)ドドコはぬいぐるみの中でも特に単純な作りなので、ぬいぐるみを初めて作る人にもオススメとなっています。

材料、用意するもの

・紙(新聞紙などの薄めの紙)

・サランラップ

・ガムテープ

・布(毛足長め)

・黒フェルト

・茶色の油性ペン(茶色ければなんでも可。私は茶色の油性ペンがなかったのでアイライナーとアイシャドウで代用しました。)

布について

布はお好みです。プードルファー、ボア生地あたりのものを購入すればドドコのモコモコ感を表現できると思います。幅120cmのものであれば、長さは20cmもあれば余裕で足ります。

作り方

簡単にぬいぐるみ作りの流れを説明します。

作りたいぬいぐるみと同じ形のものを紙粘土や新聞紙で作る。→作ったものをガムテープで覆ったのち、中身をぬいて抜け殻を作る→抜け殻を平面にする(型紙完成)→型紙を布にうつす→縫う→綿をつめて入口を縫う→完成!

文字だけで説明されても「?」だと思うので早速細かく説明していきます。

型紙起こし

型紙を作っていきましょう!

型紙土台作り

  1. 作りたい大きさを決めます。

そこらへんにあったチラシを切って大きさをみます。肉がいろいろ安いみたいですね。この工程は省いてもいいですが、やっておくと完成した時の大きさの想像がしやすく、大きくなりすぎたなどの失敗を防ぎやすくなります。

チラシ…
  1. 新聞紙を作りたい形に丸める

ドドコの形になるように丸く新聞紙を丸めていきます。時々、チラシで作ったものと比べながら同じくらいの大きさになるよう立体的に作っていきます。

単純な作りなので新聞紙を丸めるだけで簡単にドドコの形になります。型紙を作るための土台なので、大雑把で構いません。もっと複雑な形で、細かい突起などがあるぬいぐるみを作る場合は新聞紙でなく、紙粘土でつくるときれいにできます。

大体の大きさに丸められたら、ガムテープを貼って細かいディテール調整をします。

いいかんじ。

型紙をとる

  1. 作った土台にサランラップを巻く。

サランラップを巻いていきます。なぜサランラップ?と疑問に思うかもしれませんが、とりあえず1重だけ巻いてください。高級なサランラップより、100均で売っているペラペラなサランラップのほうが巻きやすいです。

巻けました。
  1. サランラップの上からガムテープを全面に貼っていく

サランラップが見えなくなるまでガムテープで全面覆っていきます。ペタペタペタ…

なにもないのは寂しいので、顔を描きました。
  1. 切り取り線をかく

この切り取り線が、ぬいぐるみの縫い目になります。切り取り線は自分の好きなところに入れていけばいいです。既製品のぬいぐるみを参考に、縫い目になりそうなところに線を入れます。

今回は前後2つに分かれるように線を入れました。どこに線を入れればいいのかわからない方は、私と同じように前後2つになるように線を引いてください。

真っ二つに分ける線
  1. 線に沿ってカッターで切る

線に沿ってぐるっとカッターで切ります。中の土台は切らずに、サランラップまでを切ります。

すると、卵の殻のようにきれいにガムテープの皮が剥けました!この作業が一番気持ちい。

サランラップを巻いたのは、このようにきれいに剥くためでした。形が崩れることはなく、立体的な形状を保ったまま剥けていますね!

するりーん。
尻尾も剥きました。
  1. 平面になるよう、切れ込みを入れる

このままだと立体的で、型紙としては機能しません。平ぺったくなるように切れ込みを入れていきます。切れ込みを入れる場所はお好みです。今回は6か所入れました。

  1. 紙に書き写す

紙に書き写します。紙を折り、半分だけ写しとって切ると、左右対称の型紙になります。この時、立ち落とし線も書いておくといいと思います。(私は面倒なので書いていないですが。)耳の型は立体的にする必要はないので、なんとなくそれっぽい形で書きます。これで型紙は取り終えました。

縫う

布を裁断する

型紙を布に写して裁断します。この生地だとチャコペンは描きにくかったので、水性ペンを使用。後から洗濯をすれば落ちてくれます。私は型紙に立ち落とし線を書いていなかったので、型紙の周り1cm以上は生地が残るように書き写しました。1cmは余裕を持たせないと縫えなくなります。

線の周りの生地に余裕を持たせて写しとります。
裁断しました。耳と胴体です。

縫う

  1. ダーツを縫う

まずは胴体としっぽのダーツ部分を縫います。

ダーツとは、服を体にフィットさせるために、布をつまんで縫い、立体的にする部分のことを言います。今回だとちょうどこのギザギザしているところがダーツにあたります。

ダーツの縫い方についてはこちらの胸の横に入ったダーツの縫い方を参考にするといいと思います。

しっぽを縫う
しっぽのダーツを縫いました
胴体も同様にダーツを縫います。
  1. 耳を縫う

これでようやく下準備は終わりました。

布を中表(2枚あるそれぞれの布のおもてとおもてを内側にして合わせる、毛足の長いほうを内側にする)にして、仕上がり線に合わせて縫っていきます。手縫いでも、ミシンでもどちらでもOKです。

合わせたら、ずれないようにマチバリなどで止めます。そして仕上がり線(写真でいうオレンジの線)に合わせて周りをチクチクと縫っていきます。付け根の部分は裏返すように縫わないようにしておきましょう。

袋状に縫えたら、裏返します。耳のような細長いパーツは手で裏返すのが難しくなっています。棒を先端(縫っていない根本ではなく)に付けて、グッと押し出すようにするとうまく裏返ります。こちらに長い筒状のものの裏返し方法が載っています。

裏返りました。

裏返りました。ただ、このままだと縫った場所に毛が食い込んで、きれいな縫い目に見えません。毛足が長い生地を使うと必ずこうなります。中に入った毛を目打ち(なければマチバリ)でつついて出します。

中に食い込む毛をマチバリで引っ張り出す。

縫い目の目立たない、きれいな耳ができました。

この作業を両耳分行います。今回私は耳に針金や綿を入れていませんが、ピンとした耳にしたい場合は、この時に針金や綿を中に入れておくといいです。

  1. 胴体を縫う

胴体も耳同様、中表にして縫います。ただ1点耳と違うところがあります。中表にした胴体の布と布の間に先ほど作った耳も入れて、3重で縫います。耳は胴体を表面に裏返したときに見えるように中に入れて縫います。

胴体1→耳→胴体2 となるように重ねて、胴体の仕上がり線で塗っていきます。

耳同様、袋状に縫えたら表の布が見えるように裏返します。

  1. しっぽを縫う

耳同様に中表にして袋状に縫って、表の布が見えるように裏返してください。

胴体としっぽの形が見えてきました。この時はまだ一部に裏がした時用の穴があり、全部縫われていない状態かと思います。

  1. 綿を詰める

綿を詰めていきます。私はいらない枕を分解したときに綿が大量に出てきたので、その綿を再利用して詰めました。綿を詰め終わったら入口を縫ってきましょう。毛足が長いので、結構適当に縫っても縫い目が汚くなりません。

  1. 顔を縫う

目と口の形にフェルトを切って縫い付けます。ずれないようにマチバリでとめながら。目にマチバリ刺さってるのって結構グロい気がする…。この目と口を縫う位置が少しでもずれてしまうと顔の印象が結構変わってしまいます。ドドコ作成の中でこれが一番神経をすり減らした作業になりました。

目にぶっさし!
口もつけます。

ん…?なんか生地の色茶色っぽくなった…?と思ったそこのあなた、大正解です。トドコっぽくほんのり茶色にしたかったので、生地を紅茶で染めました。(家に白い布しかなかった)染め方は興味ない方多いと思うので割愛します。皆さまが作るときはフツーにほんのり茶色な生地を選ぶほうが楽だし賢い選択です。

フェルトで目と口をつけても、毛足が長いので埋もれてしまいます。そこで、目と口の周りの毛を少し刈り上げます。

刈り上げ。目と口が見えるようになりました。
  1. しっぽの色を染める

ドドコのしっぽは先端が濃い茶色になっています。原作に合わせて先端を茶色くしていきます。ここで使うのが茶色の油性ペン!油性ペンをちょんちょんとつけていきます。つけすぎたなとかグラデーションにしたいときは除光液をコットンに含ませて拭き取れば、油性ペンが薄まってくれます。

私の場合、茶色の油性ペンがなかったので…茶色のアイライナー(ウォータープループ)で代用しました。(水で落ちなきゃ何だっていいんだ。)茶色のアイライナーを適当に塗りたくり、グラデーションをしたいところは茶色のアイシャドウを使って行いました。以前アイシャドウが白色の衣装について取れなくて困ったことがあったので、もしや逆にその性質を利用して色付けできるんじゃ…と思ってやってみました。最後に軽く水で洗って、余分な粉を落としたらきれいな茶色のグラデーションを作ることができました。

完成

最後に胴体にしっぽを縫い付ければ…完成です!

キーホルダーにしたい人は、頭のてっぺんに紐を縫い付けるといいです。

まとめ

原神クレーのぬいぐるみ、ドドコを作ってみました。いかがだったでしょうか。ぬいぐるみづくりは普通の服よりも型紙を作る工程が複雑ではあるので、難しいという印象を持たれやすいです。ただ構造が単純なものであれば普通の服作りと同様のレベルで作成することができます。ドドコは構造がかなり単純なので、ぬいぐるみを作ったことがないけど作ってみたい、ぬいぐるみ初心者さんにはぴったりの教材です。ぜひ作ってみてください。

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